2010年 04月 09日
荒沢奥壁ダイレクトルンゼ |
山野井、宇都宮で鹿島槍ヶ岳の荒沢奥壁ダイレクトルンゼを登ってきました。
4月7日 少々雪のゆるんだ荒沢をつめて奥壁間近にテントを構える。
4月8日 4時発、真っ暗な中に白く光るダイレクトルンゼを目指す。しっかりとつながっているようだ。山野井さんトップで6時登攀開始。氷は柔らかく、アックスが一発で気持よく刺さる。が、反面スクリューはスカスカであまり効いてくれない。ちょっと落ちたくない感じ・・・。2P目は出だしが氷が薄く、ところどころ岩を叩いてしまう。慎重に氷を選んで抜ける。氷は2Pであっけなく終了8:30。ここから本来は広く開けたカールを300mほどつめて行くのだが、昨晩の降雪で10cmほど積っており、雪崩が怖いので右の北稜に逃げる。いやらしい雪稜を数ピッチこなし、11:00頃天狗尾根に合流し、終了。われわれが北稜に上がってしばらくして、大きめな雪崩がルンゼを落ちていった。危なかった。
天狗のコルから荒沢に下降して下山したが、沢の中はデブリの巣になっていた。
ずいぶん前、天狗尾根から眺めて以来、いつか登ってみたいと思っていたルートが登れ、いいシーズンラストが飾れました。
(宇都宮 記)
4月7日 少々雪のゆるんだ荒沢をつめて奥壁間近にテントを構える。
4月8日 4時発、真っ暗な中に白く光るダイレクトルンゼを目指す。しっかりとつながっているようだ。山野井さんトップで6時登攀開始。氷は柔らかく、アックスが一発で気持よく刺さる。が、反面スクリューはスカスカであまり効いてくれない。ちょっと落ちたくない感じ・・・。2P目は出だしが氷が薄く、ところどころ岩を叩いてしまう。慎重に氷を選んで抜ける。氷は2Pであっけなく終了8:30。ここから本来は広く開けたカールを300mほどつめて行くのだが、昨晩の降雪で10cmほど積っており、雪崩が怖いので右の北稜に逃げる。いやらしい雪稜を数ピッチこなし、11:00頃天狗尾根に合流し、終了。われわれが北稜に上がってしばらくして、大きめな雪崩がルンゼを落ちていった。危なかった。
天狗のコルから荒沢に下降して下山したが、沢の中はデブリの巣になっていた。
ずいぶん前、天狗尾根から眺めて以来、いつか登ってみたいと思っていたルートが登れ、いいシーズンラストが飾れました。
(宇都宮 記)
by nippontouhanclub
| 2010-04-09 13:36
| アルパインクライミング